ご神木、無事伊勢神宮に

 伊勢神宮の第62回式年遷宮に向け、長野県の木曾山中で切り出された内宮用のご神木3本が6月9日(平成17年)、内宮・宇治橋前に到着、神宮職員や奉賛会の人たち200人余によって五十鈴川を「川曳き」が行われ、神楽殿横の五丈殿に安置された。
 ご神木は樹齢300年のヒノキで、ご神体を納める「御樋代」のご用材で、6月3日、長野県上松町で伐採されたもの。宇治橋前に到着したご神木は五十鈴川浦田橋下流の河川敷で木そりに移され、黒い法被と菅笠姿の曳き手が唄う木遣りや「エンヤ、エンヤ」の掛け声に合わせて、約1・5キロ五十鈴川を遡り、神楽殿近くの風日祈宮橋で曳き上げられた。
 また岐阜県中津川市で伐採された外宮用のご神木は10日に到着、「陸曳き」により、北御門まで運ばれた。

 式年遷宮とは、20年に1度、社殿や神宝類のすべてを古式のままに一新する行事で、わが国の文化のルーツを伝え、伝統技術の保存継承にも大きな役割を果たしている。

平成25年の式年遷宮には隣接するこの地に新しい御正殿が造営され、遷御の儀が行われる。

現在の伊勢神宮・内宮の御正殿

:現在の伊勢神宮・内宮の御正殿

み  ひ  しろ き  ほうえい

「第62回神宮式年遷宮」の御樋代木奉曳