遷都1300年、古都・奈良を訪ねて

天平の甍 唐招提寺

 残暑厳しい8月下旬、平城遷都1300年でにぎわう平城宮跡の見学を兼ねて「天平の甍」として知られる唐招提寺を訪ねた。
 聖武天皇の招きで来日した唐の高僧・鑑真和上が天平宝字3年(759年)に創建したもので、今も鑑真の魂が息づく境内は緑が多く、清々しい雰囲気に包まれている。また10年に及ぶ平成の大修理を終えた金堂は、再び荘厳な姿を見せ、国宝である堂内の仏像群に圧倒される。。

土塀の門をくぐると開祖・鑑真和上御廟がある。また御廟のある庭園は淡い緑の真綿を敷き詰めたような苔が美しい。

昨年秋、平成の大修理を終えた金堂

金堂の裏には平城宮の朝集殿を移したものといわれる講堂がある。このほか鼓楼、経蔵など境内に建つ多くの建造物が国宝や重要文化財に指定されている。

天平の世を偲ばせる境内の土塀

金堂に安置されている仏像、右は千手観音立像(天平時代)、いずれも国宝である。このほか仏像・絵画・工芸品などの多くが国宝・重文などに指定されている。

左が鼓楼、右は礼堂、下は鐘楼から見た鼓楼

唐招提寺青蓮といわれる清楚なハスが咲いていた。