能登のキリコ祭り・石崎奉燈祭

 能登では夏を彩るキリコ灯篭の祭りが各地で行われるが、その中でも規模の大きさ、勇壮さは石崎奉燈祭が圧巻…今年も8月1日に行われ、「四日市・史跡と文化財を訪ねる会」のツアーに参加してその雰囲気を堪能してきた。
 七尾市石崎町は昔気質が今に残る活気あふれる漁師町。海の男たちが一年に一度、熱い血潮をたぎらせる祭りが石崎奉燈祭である。
 祭り当日はどこからともなく聞こえてくる祭囃子とともに、キリコ(奉燈)が若者たちに担がれて町の中心部に集まってくる。夕闇がせまる頃には奉燈に灯が入り、武者絵や漁業に縁起のいい大書の墨字が浮かび上がり、夜の巡行が始まる。クライマックスは集結した広場でのキリコの競演、1基の担ぎ手100人が「サッカサイ、サカサッサイ、イヤサカサー」の威勢のいい掛け声に合わせて進むさまはまさに圧巻、担ぎ手・観客の興奮は最高潮になる。
 ちなみにキリコの大きさは高さ15メートル、重さ2トン、担ぎ棒の長さ9メートル、これが7つの区に各1基、合わせて7基ある。七尾市には5月に青柏祭が行われるが、この祭りには「でか山」といわれる高さ12メートルの山車が出るなど、何かにつけて「でっかい」のがお好きなようである。