正月明けの行事として「どんど」と呼ばれる左義長は各地で行われるが、ここ岐阜県海津市今尾の左義長は実に勇壮である。
 毎年2月11日、火の神を迎えて旧年の神札や新年用の門松・しめ縄などを焼き、大地を暖めて万物の成育を祈る正月の神事。まず竹取り作業から始まり、何日もかけて青竹に枝や葉のついたまま鼓型の竹神輿を作る。
 当日は派手な長襦袢に白足袋姿、濃厚な化粧をした若衆連によって今尾秋葉神社に威勢よく練り込み、神社で清められた火によって点火されると、青竹のはじく音とともに激しく燃え上がる。火が衰えると若衆たちによって勇壮な灰寄せが行われ、次に練りこむ竹神輿に場を譲る。 こうした繰り返しが各氏子組ごとに行われ、延々夜まで続くのである。
 残りの青竹は火難・雷除けのお守り、残り火で焼いた餅は病魔除けになると言い伝えられており、城下町今尾に残る400年の伝統行事である。
 

若衆たちによる勇壮な灰寄せは今尾左義長の圧巻である。

燃え尽きた竹神輿は若衆たちによって、威勢よく灰寄せが行われる。

燃え上がる竹神輿は、半分に割った青竹で巻きつけられ、一定の方向に倒される。

点火された竹神輿は激しく燃え上がり、クライマックスとなる。

神社から移された火で一斉に点火される。

思い思いに厚化粧した若衆たちはカメラの方列にサービスもしてくれる。

勇壮

今尾の左義長

町内を練ってきた竹神輿は神社前で激しく回り、境内に据えつけられる。