鈴鹿市・長太の天王祭

 鈴鹿市の長太(なご)に珍しい夏祭りがある…と誘われて行ってきました。それは長太の天王祭といい、毎年8月1日夜、町内の飯野神社境内で行われる神事です。
 祭は、ボンデンという高さ15メートルのちょうちん飾りを立てた3台の山車の上で勇壮な獅子舞を披露し、夏場の無病息災を祈るというものです。
 祭の由来は今から約400年前、豊臣秀吉が天下統一を成し遂げた天正18年(1590)、当地方に疫病が大流行、困惑した住民が当時の地頭役人に相談、尾州(現在の津島市)津島神社の建速須佐之男命(別名天王大神)の御分神を受け奉ったところ、不思議にも大流行していた疫病がぴたりと止まり、それ以来天王祭が始まったといわれています。

獅子舞は、畳一枚ほどの山車の上で花の舞・扇の舞などが、それぞれ一時間余りかけて勇壮に行われ、その激しい動きに見物衆は大喝采、時にはあわや転落…と思わせるスリル満点の演技も見せてくれる。