春の金沢・ぶらり旅

復元された
 菱櫓・五十間長屋・ 
 橋爪門続櫓

 春も盛りの4月7・8の2日間、「四日市史跡と文化財を訪ねる会」の仲間たちと古都・金沢を訪ねました。狙いは「浅野川園遊会」、川床に特設された花見席も確保され、満開の桜を愛でながらのご馳走、夜は川の流れに映える仕掛け花火、茶屋町を流す越中八尾おわらを楽しみました。もちろん定番の兼六園、金沢城公園もぶらつきました。
 

金沢・浅の川園遊会

桜が見ごろになる4月初めの土・日、浅野川の河川敷を会場として毎年「朝の川園遊会」が開かれている。今年は4月7・8日、天気は快晴、桜は満開、絶好のまつり日和であった。舞台では金沢の歌や伝統芸能、水谷八重子らによる水芸・滝の白糸などがあり、多くの人が金沢の春を満喫していた。

兼六園の一角にある成巽閣は前田家の奥方御殿で、国の重要文化財となっている。折から前田家が所蔵する雛人形やその道具類(下の屏風もその一つ)などが展示されていた。また「つくしの縁庭園」(上の写真)は石川県指定の名勝となっている。

成巽閣

尾山神社

加賀百万石の藩祖・前田利家を祀った尾山神社は、正面のエキゾチックな三層楼門が目を引く。五彩のギヤマンなど和洋折衷の造りで重要文化財に指定されている。
 琵琶などの古楽器をかたどった島や橋が配された池泉回遊式神苑や元は金沢城二の丸の門だった両唐破風の東門などが見どころとなっている。

水戸偕楽園、岡山後楽園とならぶ日本三名園の一つで、江戸時代の代表的な大名庭園として、加賀歴代藩主により、長い歳月をかけて形づくられてきた。
 兼六園は「廻遊式」の要素を取り入れながら、様々な時代の庭園手法をも駆使して総合的につくられた庭である。廻遊式とは、寺院や御殿の書院から見て楽しむ座観式の庭園ではなく、土地の広さを最大に活かして、庭のなかに大きな池を穿ち、築山を築き、御亭や茶屋を点在させ、それらに立ち寄りながら全体を遊覧できる庭園のこと。

 平成13年7月に復元された菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓は、延べ床面積1894.23平方m、明治以降に建てられた木造城郭建築物としては全国最大規模。また3層3階の菱櫓と橋爪門続櫓を2層2階の五十間長屋でつないでいる。
 これらの建物は、戦の際に二ノ丸を守るための施設で、石落しや鉄砲狭間となる格子窓、白塗漆喰壁や海鼠壁で防火構造になっており、それらの構造が分かりやすく展示されている。

桜と金沢城公園

東茶屋町

武家屋敷

卯辰山麓を流れる浅野川の川岸には、今でもお茶屋建の風情ある古い町並みが残り、昔の面影をとどめている。
 灯ともし頃にもなれば、今でも軒灯がともる茶屋から三味線や太鼓の音がこぼれ、平成13年、国の重要伝統的建造物保存地区に選定された。
 この夜は情緒ある町なみをを越中八尾のおわらが流し、茶屋の2階からも大勢の客が見物していた。

中心街に程近い長町界隈は、かつての藩士が住んでいた屋敷跡で、土塀の続く町並みの中では今も市民生活が営まれている。

兼六園

五十間長屋2階から見た金沢城公園