日本の滝100選の一つ、赤目四十八滝は、室生火山群の活動によってできた峡谷、四十八滝はこの峡谷にある多くの滝群を総称したものである。 
 赤目の名は修験道の祖、役小角(えんのおづぬ)の伝説にちなみ、四十八は滝の数ではなく阿弥陀の48願になぞらえたもので、実際には48以上あるといわれている。
 中でも、不動滝・千手滝・布曳滝・荷担滝・琵琶滝は赤目五滝といわれ、そのほか大小さまざまな滝が約4kmにわたって続き、回遊路が通じている。
 また渓谷を包む森は「日本の森林浴百選」に数えられており、新緑、紅葉の名所でもある。
 この赤目四十八滝を、紅葉のころに訪ねたのであるが、なぜか紅葉の前に落葉、期待したほどの紅葉は見られなかった。
 

滝の下の渓流にはいくつもの堰があり、下流には瓢箪型の流れも造られていた。

観光用のポスターでも作るのか、モデルを使って撮影が行われたいた。

 孝子伝説で知られる養老の滝は高さ30メートル、幅4メートル、さほど大きくはないが、巨岩老樹に囲まれた養老公園の奥深くにある。
 孝子伝説とは、親孝行なキコリ源丞内が山中で見つけた山吹色の水が、実は老父の大好きな酒、これを飲んだ老父はすっかり若返ったというもの。この不思議な水の出来事はやがて都にも伝わり、奈良の都の元正天皇は早速この地に行幸になり、ご自身も飲浴され、年号を養老と改めたたという。
 真偽のほどはともかく、この孝子伝説によってかなりの観光客が訪れるが、私は春日八郎が歌う「瓢箪ブギ」が好きで、唄っているうちに一度行ってみようという気になった。

孝子伝説・養老の滝

澄み切った渓流には、天然記念物のオオサンショウウオが時々顔を見せる。

不動滝…高さ15メートル、幅7メートル

千手滝…高さ15m、幅4m、千手に分かれて落ちるように見えるところからこの名がつけられた。

布曳滝…一条の布を掛けているように見えるところから

峡谷の一番奥にある荷担滝…高さ8mほどの二つの滝が左右に分かれているところから、荷担滝と呼ばれている。

秋の赤目四十八滝探訪

様々な渓流模様