内宮の御正殿…天照大御神が鎮座する正殿。玉垣の左に寄ると「唯一神明造」が美しい萱葺屋根が見えます。棟には金箔を施した10本の鰹木が並び、日本の伝統美が象徴されています。
 神楽殿…表参道沿いに、銅版葺・入母屋作りの神楽殿、その横には神札授与所があります。
内宮神苑には、盆栽のように、よく手入れされた松の古木が参拝者を迎えてくれます。

宇治橋を渡る初詣の人たち・・・1月半ばごろまでは人の波が絶えません。

巨大な杉の古木が伸びる内宮への参道
内宮・外宮の神馬も毎月1・11・21日に神官に導かれて参拝しています。

初詣・新春のお伊勢さん界隈

 内宮の近くに、天照大御神の荒御魂を祀る別宮・荒祭宮(右)があります。荒御魂というのは、正宮のおだやかな和御魂に対して積極的・活動的な魂のことです。
 神域には、荒祭宮のほか別宮として風日祈宮(下)があり、そこには宇治橋を小さくしたような風日祈橋(上)がかかっています。

内宮拝殿への人の波…ここから上は撮影禁止となっています。

 「お伊勢さん」として親しまれ、年間を通して参拝者が絶えない日本の総氏神さま、伊勢神宮。正しくは皇大神宮(内宮)と豊受大神宮(外宮)は、新春を迎え初詣の人たちで大賑わいです。
 約2000年の歴史を持つ伊勢神宮は、すべての社が20年ごとに建て替えられますが、これを式年遷宮といっています。今の正宮などは平成5年に遷御が行なわれたもので、次の第62回式年遷宮は平成25年に行われます。そのスタートが平成17年6月に行われたご神木のお木曳き、18年春から夏にかけては本格的なお木曳きが行われ、今年も次々と遷宮行事が繰り広げられます。
 新春にあたり、初詣で賑わうお伊勢さん界隈とお木曳き光景をまとめてみました。

この、おはらい町の中でも、老舗中の老舗がお多福の看板でなじみの岩戸屋や宝永四年創業という赤福餅の赤福本店です。

途中で、囃子手の女性や見物中の子供たちも飛び入り

おかげ横丁の催事用櫓では、いろいろな新春行事が披露されていますが、この日は志摩市磯部町恵利原の早餅搗保存会による実演が行われていました。

おはらい町に立つ托鉢…身じろぎもせずに立つ若い外人の僧が目についた。

内宮から五十鈴川に沿って続く800メートルほどの通りが参宮街道である「おはらい町」。名物の餅や味処、みやげ店が軒を並べ、昔ながらの門前町の面影を色濃く残しています。この、おはらい町と連なって「おかげ横丁」もあり、年間を通じて賑わっています。

 これは国の重要無形民族文化財に指定されている「伊勢大神楽」…この伊勢大神楽は、江戸時代には全国を回って伊勢神宮のお札を配っていたとも伝えられ、今も6組の講が全国を巡業しています。

おはらい町で見かけた注連縄飾りのいろいろ

猿田彦神社…内宮の手前にある猿田彦神社は、天孫降臨の際、道案内の大役を務めたといわれる猿田彦命を祀っています。「みちひらき」の神として信仰が厚く、交通安全はもちろん、経営者にも人気が高く、正月は大勢の参拝者で賑わいます

巨木の下に見えるのは外宮の神楽殿

伊勢市駅に程近いところにある外宮は、内宮にくらべ参拝者が少なく、さびしい気もします。

神域の樹林の中には野生の鹿が潜んでおり、人通りの少ないときには参道のすぐ近くまで来て、可愛い顔を見せてくれます。

御稲御倉…神田から収穫した稲を納める倉で、小さい建物ながら「唯一神明造」の建築様式を伝えています。

外幣殿…古い神宝類を保管する高床式の建物。 御稲御倉とともに内宮正殿の近くにあります。

師走の冬至前後数日はこの宇治橋の鳥居の中から朝日が昇ります。
(2006.12.21、isesimagasukiさん撮影)

初詣の人たちで埋まる宇治橋