勇壮豪快!岸和田だんじり祭

 勇壮豪快な祭として全国に知られる大阪・岸和田のだんじり祭が、今年(2011年)も9月17・18の両日、数十万の観客を集めて賑やかに行われた。この祭を見るのは3回目…。訪れた17日は猛暑と雨の組み合わせ、どうにか撮影はできたが、同じポジション(観覧席)からの撮影だけに、道路を直角に回る「やりまわし」も後姿しか見られず残念だった。前回撮影のものも含め整理してみた。
 この祭りは、その名も“地車”(だんじり)と呼ばれる重さ4トンの山車を猛烈な勢いで引き回すもの。また街角を勢いよく方向転換する「やりまわし」はこの祭り最大の見どころである。この日パレードに参加した地車は22台、また隣接の春木地区でもパレードが行われ、16台が参加した。
 約300年の歴史と伝統を誇る地車祭は、元禄16年(1703年)、時の岸和田藩主岡部長泰(おかべながやす)公が、京都伏見稲荷を城内三の丸に勧請し、米や麦、豆、あわやひえなどの5つの穀物がたくさん取れるように、五穀豊穣を祈願して行った稲荷祭がその始まりと伝えられている。 
 

いょー日本一! だんじりの屋根で舞う祭の華・大工方競演

太鼓の音と「そーりゃ そーりゃ」の掛け声で勢いよく引き回される地車の屋根の上で踊る若者は「大工方」と呼ばれ、飛行気乗り、二変飛びなど派手な踊りは祭の華である。

観覧席が設けられた中心部を「かんかん場」といい、ここでの「やりまわし」が一番の見どころである。

はっぴ姿に混じってこんな派手な衣装でで乗り込む若者もいる。

ぼくはもう疲れたよ

かわいい曳き手たち

ぼくも曳きたいな…

だんじりの大きさは高さ約3.8m、長さ約4m、幅約2.5m、重さ約4トンで「けやき」で作られている。すべて釘を使わずに組み立てられており、動く陽明門といわれるほど多彩な彫り物で飾られている。
 彫り物は、源平合戦、大坂夏の陣など戦記物語の名場面を彫り上げた力作で、人馬とも精巧かつ力強く、すばらしいものです。
 彫り物だけでなく、だんじりを飾る金綱、前旗、後旗など、すべて金糸・銀糸の豪華絢爛なもの。また地車を曳く2本の綱は、町によって違うが、長さ100m〜200m、曳き手は500〜1000人だという。